2009 梨本塾二時間耐久レース

【マシ耐】レポート

2009/7/19(日)梨本塾二時間耐久レース 【マシ耐】

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 関東甲信越地方は例年より早い梅雨明けとなり、マシ耐決勝日も好天となる。薄雲がかかっていることも、耐久レース出場者にとっては逆に好都合。灼熱の暑さとまでは行かず、体力的にも幾分楽なレースとなりそうである。

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 そんな中、まず予選でトップタイムをたたき出したのがつちの子カンパニーの鈴木選手。かつて梨本塾では26秒台中ほどまで到達し圧勝、その後筑波に戦いの場を求め、愛機Z1000で活躍している。今回は相棒の佐々木選手のR1にぶっつけで乗り込んだが、あえなくトップタイムをマークした。

 続いて二番手にはヒッツの山本選手。やはりかつての梨本塾の常連であり、最近はあまり走りこんでいないようだが、一発の速さには定評がある。

 三番手には栃板スピードの石井選手。昨シーズン手に入れたCBR1000RRにも大分慣れてきた様子で、好調さが伺える。

 四番手にも栃板スピードの海老沼選手。練習走行では7秒台前半までタイムを上げてきているだけに、決勝での走りが期待される。

 五番手にはつちの子カンパニーの佐々木選手。先月筑波サーキットにて大転倒を喫し、肩を負傷、術後間もない中での参戦とあって、怪我の影響が心配される。ここまでが27秒台となった。

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 いよいよマシ耐のスタートとなる。これまでの梨本塾二時間耐久レースと同じように、スタートはルマン式。第二ライダーがマシンを支え、第一ライダーはそれに駆け寄ってスタートする。

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 好スタートを切ったのはゼッケン3番のヒッツ山本選手。スタートから一気にスパートを駆けて、かなり後続を引き離した。さらにロケットダッシュを決めたteam 300LAPS、ZX6Rの豊山選手。ポールのつちの子鈴木選手はやや遅れ、その後ろにはガリガリガガーリンの山内選手CBR600RR。さらにその後ろには栃板スピードの石井選手と続く。その後ろにはNaca o`no delaの小野寺選手R6、さらにその後ろにN.K.Y−CBズの皆藤選手、Team築地の笈川選手と続く。

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トップグループは序盤こそ様子見のペースだったが、まず鈴木選手が非常に速いペースへと持ち込み、スタートか7分後には見事トップを奪取する。結局鈴木選手は、このまま誰にもトップを明け渡すことなく、1セッション目を完璧な形で走りきることとなる。

 本命三台柱のひとつであったヒッツ山本選手がマシントラブルにより40LAPでピットインして脱落、これによりゼッケン1番つちの子鈴木選手にラップ遅れとされたなかったのは、ゼッケン2番の栃板スピードだけとなる。またNKYCBズの皆藤選手も31LAP目に最終コーナーにて転倒、ピットインとなる。

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 2セッション目で好スタートを切ったのは栃板の海老沼選手。トップつちの子佐々木選手とはほぼ1ラップ近い差があったものの、凄まじい追い上げを展開、見事にこれをひっくり返してトップに返り咲いて100LAPを重ねる。

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肩の痛みを押して走行する佐々木選手もなんとかふんばって二位を死守。さらにジックリとペースアップしてきたteme300LAPs生駒選手がトップとは2LAP差の三位に浮上した。逆にペースの上がらなかったNaca o`no delaの中尾選手は四位に陥落。ガリガリガガーリンの中村選手は五位を堅守、1セッション目でマシントラブルとなりピットイン、7位まで落ちたヒッツは上村選手が必死の追い上げを見せて6位まで挽回、team築地は7位に落ち、N.K.Yは変わらず最下位を走行。

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 いよいよ折り返しとなる3セッション目。トップスタートとなったと栃板の石井選手だったが、14LAP目につちの子鈴木選手につかまる。

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 かなりの間粘ってトップを死守するものの、やはり常勝の鈴木選手がスムースにパス、トップに返り咲く。その後石井選手も必死に追走するものの、134ラップ目、無理が祟ったか、3コーナーにてスリップダウン、そのままピットインを余儀なくされ、スペアパーツがないことからそのまま走行不可能となった。これで本命のニ台が消えることとなり、トップつちの子の一人舞台となるかに思われたが………。

 なお、この影響によりteam300の豊山選手、Naca o`no delaの小野寺選手ガリガリの山内選手、ヒッツの山本選手がそれぞれ順位をひとつずつ上げることとなる。IMG_0227IMG_0232IMG_0223

 

 

 

 ヒッツの山本選手はこのセッションで唯一鈴木選手と渡り合う意地の好バトルを展開して見せた。二位のteam300とトップつちの子の差は5LAPで最終セッションへ。

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 2009マシ耐最後となる第四セッション。トップのつちの子佐々木選手を筆頭にteam300の生駒選手、ヒッツの上村選手と続き、トップバトルがはじまる。

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 しかし佐々木選手はいよいよ肩の痛みが深刻となり、まったくペースが上がらない。このチャンスを見逃すはずはなく、生駒、上村両選手がトップを抜き去り、おもむろにラップ差を減らし始めた。このとき生駒、上村選手のペースは28秒台前半、しかしトップ佐々木選手はときおり32秒台にまで落ち込むほど消耗が激しい。瞬く間に再度追いつき「もしかすると奇跡の追い上げなるか」という雰囲気に包まれる。

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 しかし終盤になると佐々木選手も意地を見せ、30秒台へとペースアップ、生駒、上村選手も必死の追い上げを試みるが、第四セッションスタート時ほど差が詰まらない。

 いよいよマシ耐ファイナルラップ、もしかするともしかするのではないかという緊張感の中、最終コーナーにて前代未聞の悲劇が起こる………(詳細はK−RUNムービー参照)。

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 事前予想では磐石とされたつちの子であったが、蓋を開けてみればわずか2LAP、56秒足らずの差での辛勝となった。チームを引っ張り続けた鈴木選手、そして負傷にこらえながら見事走り続けた佐々木選手の、粘り勝ちともいえる結末であった。優勝賞金の100万ウォン(74880円)と、副賞のブリヂストンバトラックスBT003タイプ4他多数の賞品をゲット。

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 二位には終盤大きな見所を作ったteam300LAPSの豊山、生駒選手。第四セッションにおける生駒選手の頑張りは、オーバーフォーティ世代を勇気付けるものとなった。二位賞金25万ウォンと副賞を獲得。

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 三位にはNaca o`no delaの小野寺、中尾選手。共にミドルSSでの入賞となった。三位賞金10万ウォンと、副賞を獲得。

 なお、協賛各者様より、参加者全員にキャップ、Tシャツ、DVD、キャラクターグッズなど多数の賞品が送られた。多大なるご協力、誠にありがとうございました。

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 2009 マシ耐 最終結果

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 2009 マシ耐 時間経過順位

2009マシ耐時間経過順位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 レース詳細内容はK−RUNムービーにて近日公開予定!特に第四セッションは見もの!!最終ラップにおこった前代未聞の悲劇とは!?

 近日公開、K−RUNムービー【マシ耐編】へ。

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 来年度の暫定開催告知。

 2010年度 梨本塾10周年記念 梨本塾二時間耐久レース

■開催日 2010年7月18日(日) 海の日 開催予定
■定員  限定20チーム
■参加資格 自家用バイクを所有し、該当する免許を保持する者。ライセンス、資格等一切不要。どなたでも参加できます。

 他レギュレーション、エントリー期間、申込み規定等は決定し次第お知らせいたします。

 なお、本大会の開催日程などについては、予告なく変更することがございますのでご了承下さい。

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梨本塾史上初の賞金耐久レース

「マシ耐」

<2009梨本塾2時間耐久レースのお知らせ>

2009/4/30

〇梨本塾ではサマースペシャル企画として7/19(日)<〜マシ耐〜梨本塾2時間耐久レース>を開催します。これはレーサーばかりでなく一般ユーザーにもぜひ真夏の耐久レースを体験していただこうという主旨の草レース。プロも参加するスズカ8耐やもて耐はあくまで「本気の耐久レース」。そこに一般ユーザーが参加することはなかなかできません。しかしなし耐なら、誰でも気軽に耐級レースを満喫できます!!各耐久レース観戦の前に自ら耐久レースを経験していれば、レース観戦の面白みも倍増するのではないでしょうか?ぜひこの機会に真夏の耐久で遊んでみてください!

〇普段のなし塾どおり、参加者に対する規制はありません。経験レベル不問、ライセンス不要、つまりどなたでも参加できます(※但し、今大会はプロ参加不可)。詳細はこの下にあります(梨耐レギュレーションブック)をご参照ください。

■開催日時 2009年7月19日(日)
■定員 20チーム
■参加資格 自家用バイクを所有し、該当する免許を保持する者。ライセンス、資格等一切不要。
■参加費 @チーム参加 1チーム=50.000円A単独参加 一人=50.000円
■締切 7月9日必着
■参加申込方法 別紙梨本塾2時間耐久レース申込用紙に必要事項を記入の上、指定銀行に参加料金を振込み、その控え用紙を貼り付けてファックス送信で行う。参加受理はwebのBBSにて2009/7/10(金)以降、随時告知します。

参加申し込み用紙はコチラから、もしくはトップページよりDL出来ます

■2009マシ耐(梨本塾2時間耐久レース)レギュレーションブック■

■レース概要■

@レース形式は2時間耐久レースとする。
 但し25分x4本というスタイルで行い、間に約5分間のインターバルを取り入れる。ここでライダー交代を行う。

 勝敗は2時間経過時点での周回数にて決定する。同一周回の場合は先着順とする。

  予選にてクラス分けを行う。フリータイムアタック走行時間でタイム計測を行い、そこで二人のタイム合計にてA,B各クラス、及びグリッドを決定する(一人参加の場合には2回の合計)。

A参加人数は2名、或いは1名どちらでも可能とする。使用するバイクの台数もこれに同じく、2台、あるいは1台とする。(2名参加の場合、1台でも2台でも可、3台以上は不可)

B2名参加の場合、決勝では2人のライダーが必ず交互に、同じ時間走行しなければならない。(30分交代で、1時間ずつ)

Cスタートはル・マン式で行う。(一列に整列させたバイクに走り寄って始動、スタート)

D本レースはあくまで一般ユーザーを対象とした梨本塾の一環としてのサンデーレースである。よって参加者の経験やレベルは一切不問とし、エンジョイ耐久ランという主旨で行う。他車への妨害走行や危険走行など、アマチュアのスポーツとして目に余る走行、或いは行為、マナーと判断したチームは即刻、失格処分とすることもある。特にフラッグの無視、オフィシャル指示の無視、接触、衝突、転倒事故等は厳重なペナルティの対象となる。

E本レースでは厳密な音量規制を行う。規制数値はトミンモーターランドの推奨値に順ずる。これに違反したものは失格処分とする。

F賞金レースという性格上、現役のプロフェッショナルライダーの参加を規制する。梨本塾が「プロフェッショナル」と判断するライダーは以下の通り。

 1)MFJ国際ライセンスを保持し、2005年以降に国際格式、或いは全日本選手権、エリア選手権などのレースに出走経験のあるもの(2004年以前のレース参加者であれば、国際ライセンス保持者でも参加可能とする)

 2)過去に筑波を59、9秒以下、もてぎを1分59、9秒以下、鈴鹿を2分20秒以下、トミンモーターランドを26秒0以下で走ったことのあるもの。

 3)梨本塾事務局の判断による

 ※ 自己判断が不明の場合は、事務局に御問い合わせ下さい

■開催日時■

2009年7月19日(日)

■定員■

20チーム

■参加資格■

自家用バイクを所有し、該当する免許を保持する者。ライセンス、資格等一切不要

■賞典■

賞金総額2000.000krw

Aクラス
優勝 1000.000krw
2位  250.000krw
3位  100.000krw

Bクラス
優勝  500.000krw
2位  150.000krw
3位  100.000krw

他に各クラス6位まで副賞あり

※ なお、賞金換算レートはマシ耐前日の7/18(土)に、梨本塾が調べた為替レートにより決定する。

■参加費■

チーム参加 1チーム=50.000円
単独参加  一人=50.000円

■参加申込方法■

別紙梨本塾2時間耐久レース申込用紙に必要事項を記入の上、指定銀行に参加料金を振込み、その控え用紙を貼り付けてファックス送信で行う。参加受理書は発行しない。参加受理の場合は連絡せず、不受理の場合のみ、連絡する。なお、申し込み締め切りは7月9日(日)必着とする。エントリー状況は梨本塾HP上にて随時発表、7月10日以降HP上にて大会エントラントを発表する。

■暫定タイムスケジュール■※正式版はwebにて告知いたします

 7:30〜8:30    集合、受付車検
 9:00〜9:30    フリー&タイムアタック走行(1)(※第一ライダー第二ライダー10分ずつ
 9:30〜10:00   フリー&タイムアタック走行(2)(※第一ライダー第二ライダー10分ずつ
10:10〜10:20  梨耐Bクラスフリー走行
10:30〜12:30   梨耐Bクラス決勝
12:30〜13:00   昼休み ※昼食に関しては各自持参のこと。
13:00〜13:15   梨耐Aクラスフリー走行
13:30〜15:30   梨耐Aクラス決勝
16:00〜      表彰式

■バイクの仕様について■

@一般市販車両に限る。著しい騒音車両(サイレンサーのないもの、100デシベルを上回るものは不可)やレーサーマシン(GP125、GPモノ、GP250、プロト、JSB等、レーサーマシン全般)は不可とする。

A参加者は、保安部品のテーピングを、各自がテープ持参で車検前までに必ず行うこと。
 (後方確認等の保安上、ミラーは外さず、クリアテープでのテーピングとする)

Bブレーキ、オイル系統のワイヤーロックは強制しないが、参加前に必ず増し締めを行うこと。激しいオイル上がり、滲みなどが発覚した場合には、即刻失格となることがある。

■ガソリン、スペアパーツ等■

@現地でのガソリン販売は行わない。常磐道土浦北インターから会場までの間に複数のガソリンスタンドがあるので、自走組はそちらで給油してから来場すること。なおパドック内におけるガソリン給油は引火に十分に気をつけて行うこと。

Aレース中の転倒破損車両に関する修復は各個人で行うこと。最低限スペアパーツ(ブレーキ、クラッチレバー、ステップ周り等)は各自で用意すること。

■マシ耐レース参加者の尊守すべき基本マナー■

参加者はレース当日までに以下のサーキットルール及びマナーを完全に理解していなければならない。(危険回避、事故回避、2次3次事故回避を徹底するため)。
なお、これらのルールに違反した場合、いかなる走行においても厳重なペナルティの対象となる。特にフラッグ無視に関しては即刻失格処分となることもある。

@フラッグ

□緑旗・・・レーススタート
□赤旗・・・・レース中断、追越禁止、制限速度30km/h、追突されない程度に減速、安全確保しその周にピットインする。
□黄旗・・・事故発生、追越禁止、制限速度30km/h、事故処理が済むまでそのまま徐行周回すること。
□緑旗・・・・事故処理完了、コースクリア、レース再開(但し、必ずコントロールラインを過ぎてから!)
□チェッカー・レース終了、追越禁止。レース終了後は2周のウイニングランを行う。前走者に続くこと。

Aピットイン&アウト

□イン・・・・最終コーナー手前、左コーナーを立ち上がったら挙手して減速、後方に左手で必ず合図し、パイロンで区切られたピットロードを徐行運転でピットインすること。ウインカーでも可。
□アウト・・・必ずオフィシャルのグリーンフラッグ指示に従ってコースイン。最終コーナーを回ってくる周回者に十分注意すること。

Bスロー走行

トラブル等が発生した場合でも突然ストップしたり、或いは急激な減速等を絶対にしないよう心がける。後方をミラーで確認し、必ずなんらかのアピールを行って(手や足を振る、ハザードなど)から減速すること。
なおスロー走行時はコース右側から1メートル以内を走行すること。

C転倒時

動ける場合には、まず安全を確保するために、後続車両に対してアピールをする(手を振る)。
体が問題ない場合には、オフィシャルと一緒に素早くマシン回収作業を手伝う。
なお転倒した場合はその破損の程度に関わらず、必ずピットインしてオフィシャルの簡易車検を受けなければならない。そこで異常が認められた場合にはそれを修復してからレース復帰すること。
異常がなければそのまま再スタートできる。

−以上−

なし耐参加受付は、5月1日(金)午前0時よりとなります(FAX受付)。

なお、梨本塾参加時に直接持ち込みすることも可能です。(5/31、6/28)その際は必ず参加申し込み用紙(コピー)をご持参下さい。但し、20チーム先着順となりますので、満員の場合はご了承下さい。

参加申し込み受付期間2009年5月1日〜2009年7月9日

その他、不明点等ありましたら梨本塾事務局まで遠慮なく御問い合わせ下さい。

梨本塾事務局

std_spd@hotmail.com

090-8814-6973(10:00〜20:00)

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