2003
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梨本塾レーシングチーム「もて耐チャレンジ」のページ

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2003 梨本塾レーシング、再びもて耐へ!!

梨本塾レーシング、15Lでどこまで走れる!?

2003年、もて耐チャレンジ完結!!

 

ミッション全載替え作業はパーフェクト

先週のミッション破損により、CBR954RR用HRCキットのミッションを片柳モータース社長、片柳さんが組み込んだ。これによりギヤ抜けは皆無になったばかりでなく、シフトタッチも向上。

「イケる(塾長)」という感触を掴んだ。

さらに違和感のあったフロントサススプリングも純正品に戻し、カラーを延長、油面20mmUPにして、リヤの車高は3mmUPにとどめた。結局これが最終仕様となる。

 

梨本塾レーシング#174CBR954RRもて耐仕様車緒元

エンジン&インジェクション&電気関係

完全ノーマル

マフラー

モリワキフルエキ

Fサスペンション

ユニット

ノーマル

スプリング

ノーマル

油面

20mmUP

カラー

10mm延長

突き出し

0mm

Rサスペンション

ユニット

ノーマル

スプリング

ノーマル

車高

3mmUP

ホイール

ノーマル

タイヤ

メッツラーレンスポ

ブレーキ

キャリパー

ノーマル

ホース

メッシュホース

パッド

ZCOOタイプC

ステダン

オーリンズ

ハンドル

モリワキ

カウル

KDC

ステップ

モリワキスウィングステップキット

ファイナルレシオ

15x45

 

なぜか佐藤ミヤのタイムが伸びない・・・公式練習

とりあえず問題点すべてを解決し、走行開始早々に塾長が2秒台をマークして第一ライダーの佐藤ミヤにチェンジ。しかし、なぜか佐藤のタイムが上がらない。

「ミヤの調子次第では7耐も視野に入る(塾長)」

という言葉も空しく、昨年GSXR750スタンダードマシンで出した7秒台にほど遠い9秒台でこの日の公式練習を終える。

「ダメっす。まだまだビビってますね・・・」

浮かない表情の佐藤。その佐藤にかなりの走行時間を与えることになった海老沼は15秒台での走行。走行時間が少ないとは言え、こちらもベストタイムには程遠い。この日塾長以外で唯一気を吐いたのは、次女のお宮参りを経て参加した船田だった。ベストの10秒台で周回を重ねた。

「正直、ここまで954が神経質なマシンだとは思わなかった。俺以外のライダーにとっては、すごく難しい特性だと思う。どこまで行っていいのか非常に分かり難い。去年のGSXRシリーズはライダーとマシンのコミュニケイションが取り易かったけど、954は応答がほとんどないから、たぶんみんな死ぬほどビビッてるじゃないかな。滑らしたりしてても、どこでスッ飛んでいくか分からないもんな(塾長)」

「インにつけないですよ。どこまで突っ込んでいいのかも分からない。自分のF4みたく乗れないです(佐藤)」

「変更したポジションのせいなのか、ブレーキングが厳しい。というよりも、ほとんどブレーキをかけられない。マシンのせいじゃないです。人間がまだまだってことですよね(海老沼)」

#174の954RRは、サスなどノーマルを用いているが、モリワキのハンドルを装着して前傾姿勢をかなり強めている。高速コーナーで足りなくなるフロント荷重を増すためだ。しかし結果的にこれに慣れることが出来ない海老沼は、苦労の連続だったようだ。

 

ハジけるか?#174、それぞれの予選!

いよいよ幕を開けた公式予選。今年も膨大なエントラントを集めたもて耐は、全4組、240台ほどのマシンが予選を走った。本格的なレーシングスタンスを取るマシンが多い中で、CB1100RRやX4,V−MAXやSDRといったマシンも見受けられた。しかしそれはマシンの多様化に花を添えるというよりも、端から見ていて「メッチャ危ない」という光景にしか映らなかった。速度差だけでなく、レースに出場する上での温度差が激しすぎ、ある者は「参加できればいい」ある者は「勝つために出る」という状態で走っているため、ヒヤリとする場面の連続であった。この辺はもて耐開催時から抱える大きな問題だが、未だ具体的な解決策は見つかっていないようだ。

さて、そんな中でD組の予選がいよいよ始まる。ボランティアヘルパーで現れた大豆生田や伊藤などの手によって、#174の954はほとんど最前列から予選をスタート。一気に期待が高まる。

しかし梨本塾常勝中の佐藤にとっても、954RRは一筋縄では行かないらしい。予想していたよりも遥かに遅いラップタイムしか刻めない。

「アイツなら6秒くらいはいくじゃないか?調子が上がれば5秒は出るよ。去年8秒まで行ってるんだから

という塾長の言葉通りにはならず、佐藤はベストではあるものの、ひどく不本意な2`07`82というタイムで、クラス18番手となって予選を終えた。この時点で本戦への予選通過は絶望的となる。

「全然ダメでした。もっと行けるとは思うですけど、行けなかったス・・・(佐藤)」

続いて海老沼の予選。2`13`0、クラス24番手・・・。こちらはベストタイムさえマーク出来ずに終了する。

梨本塾レーシングの中で、特に今年と去年で大きく違ったのは、各ライダーが走行毎に大幅にタイムアップするという展開にならなかったことだ。走行量も激減し、かけたお金も遥かに少ないのだが、それでもタイムアップを果たすに十分な要素もあったはずだ。しかしどうしてもタイムにつながらない。

「せめて俺だけでもバチっと行かなくちゃ示しがつかない。タイヤ替えて行くわ」

塾長はそう言って本来必要のないタイヤ交換を行い、予選で渾身のフルアタックを行う。

そしてタイヤウォーマーもない状況下で、二周目にベストラップを刻んで見せた。それでも2`01`6、クラス3位が精一杯の様子。
「ほとんど全部のコーナーで滑りまくってるし、走りで言えば、去年のR1000で58秒台くらいの感覚なんだけど。でも、954のフルスタンダードマシンでは、この辺がいとこかも知れないな。この辺を走ってる954って、思いっきり金かかってて、直線もバカっ速だもんなあ(塾長)」

さて、あまり明るい材料のなかった梨本塾レーシングだが、第四ライダー船田はきちんとベストタイムを詰めた。2`10`00のクラス4位という見事なリザルトを残す。

「まだイケると思うですけどね」そんな余裕のコメント。

さらなる予選ボーダータイムの上昇が囁かれる中、今年は嘆願書推薦枠が撤廃され、主催者の独断だけで推薦者が決まるというレギュレイション。そのため予選上位60台までが自動的に本戦通過となり、ボーダーは昨年より1.5秒ほど遅い6秒台となった。

「佐藤がもう少し踏ん張れたら・・・」]

誰もがそういう気分でいたが、これがバイクレース。どんな理由あれ主催者推薦レースに出場するなど、レーサーとしては愚の骨頂だ。気持ちを切り替えて、3耐優勝を狙うことにする。

 

スーパーダッシュを決めたミヤ!しかしレースは再スタート・・・

グリッド上には何度も何度もル・マン式スタートを練習する佐藤の姿がある。

他のライダーが簡単な屈伸、柔軟運動に終始する中で、佐藤だけは何度もダッシュを繰り返してスタートの練習を行っていた。

「あれをやるだけで10台分くらいすぐに順位は上がる。カッコつけて何もせずにグリッドに立ってる他のレーサーは、何をしにここに来てるんだろう?勝ちたいだったら、真似すりゃいいじゃねえかよなあ?バイクいじるよかよっぽど楽なのに(塾長)」

息を弾ませた佐藤も

「大分自分のモノになってきました。スタートでかまします」

と、力強く答える。スタートまで数分、もしかするかもしれないという雰囲気が沸き起こる。

もて耐は今年からガス給油がスタンドでの作業となり、しかもその間10分間の強制ストップが強いられることになった。このため、昨年までの作戦はほとんど役に立たず、新たに走行時間の割り振りをする必要性に迫られた。

「ウイース!」

そんな中現れた梨本塾レーシングの明晰頭脳二人、早川と林。早川は某輪稲田の利口?系出身、林は今月号(10月号)モーターサイクリスト「下りを極める」の冒頭ページに登場した物理学の助手。もちろん二人とも梨本塾生である。そこに塾長を交えた3人で、レースシュミレイションを繰り返し行った。

3時間耐久で、ライダー4人、燃費が6.5km/L〜8.5km/L・・・。で、ガス給油毎に10分間の停止・・・。スゴイデタラメな感じですね。というよりも、なんなんかね、このレギュレイションは?レースじゃないですよ(林)」

4人が全開走行をした場合、三度の給油となるが、それでは恐らくレースにならない。10分のビハインドを詰める能力は、塾長を含め出場しているすべてのライダーにないのだ。

「二回ピットとして、ミヤ、ふな、徹には燃費走行に徹してもらうしかない。それで塾長にバトンタッチしてラストスパートってことしかないですね。なるべく18L使えるように、最後の徹にはほとんどアクセルを開けずに走ってもらうことになるかな」

決勝直前、梨本塾レーシングの立てた作戦は、佐藤がガス欠寸前まで954RRに装着されている瞬間燃費計を見ながら走行し、ガス給油後に乗る船田はなるべくガスを減らさないよう2分15秒前後で走行、ガス給油なしで海老沼に交代し、海老沼もなるべくガスを減らさないよう、つまり塾長に満タンに近い状態でマシンが渡せるようにして走り、最後に再度ガス給油して残り40分弱を塾長でアタックする、というもの。

「これなら、ひょっとするとひょっとするかもしれませんが、ベストなのは、佐藤が走っているときに、何かが起こること。つまりフルコースコーションになってペースカーが入れば、その分時間が短縮されますから、後々の燃費が楽になります。もし何もなければ、第二、第三はよくとも、最後の塾長がフルアタックできなくなる可能性が高いです(林)」

 
カウントダウンがはじまった。

グリッド上の佐藤は何度もスタート練習をしたせいか、他のライダーよりも落ち着いて見える。

カウントゼロと同時に、誰よりも早くマシンに駆け寄った佐藤。文句なしに一番のタイミングで始動し、スタートで十数台をごぼう抜きして1コーナーに向かった。

「やった〜〜〜!」

ピット内に歓声が上がる。1コーナー通過時の順位は9番手前後。幸先は最高だ、これなら表彰台も夢ではないかも知れない、誰もがそう思った矢先、無情にもレッドフラッグが振られた。レース中断だ。スタート直後、グリッド上での多重接触事故が原因らしい。

「・・・佐藤の走行時間内に何か起こって欲しいとは思ってましたが、いくらなんでも早過ぎるタイミングですね・・・」

林の不安げな言葉通り、始まったばかりのレースは、ここから無意味に長い中断に突入する。

 









二度目のスタートも猛ダッシュ!ミヤ、26位から一気に7番手へ!

30分後。

レースは中断されたままだったが、場内放送で再スタート時刻が告げられる。

1周もせずに中断に入ったレースの再スタート時刻は12時45分。つまり、約1時間のインターバルとなってしまった。しかも驚いたことに(しかし、昨年の3耐でも同じだったのだが)レース時間は延長されない。つまりこの時点でほとんど2時間耐久レースとなってしまったのだ。

「マズイですね」

林が顔を歪めた。2時間耐久になったということは、当然当初の作戦のままでは通用しないということになる。しかしガスを15Lしか入れずに走り出した佐藤は、サイティングラップやウォームアップラップを含めると、とても残り1時間を走れるガスを持っていない。

「他のチームは分かりませんが、ウチの954で佐藤があと1時間走り続けるのは、つまり1回のガス給油にするためにそこまで引っ張るのは、ほとんど不可能です」

早川も交え、塾長と3人で再びシュレイションを再開。その間車両保管が解除され、とりあえず佐藤がコースに飛び出していく。

「・・・結局、全開で行くしかないじゃねえ?」

塾長の、鶴の一声。

「・・・そうですね。どっちにしても、いや、2分20秒とかで走り続ければ可能性はありますが、そんなのレースじゃないですもんね。だったら全開で行って、2回給油するしかないですよね(林)」

「まさか20秒でレースする奴ばっかしじゃないだろ?全開で行こう」

ということで、当初のエコ計画、佐藤、船田、海老沼の3人を燃費走行で走らせて塾長につないで全開、を撤回し、全員が全開で行く、という作戦に切り替えられた。

「いいか?スタート直後はさっきみたいなこともあるから気をつけなくちゃだけど、自分の予選タイムよりも早い奴ばっかしの中に紛れ込んでいくだから、気合入れていかなくちゃすぐに離されるぞ?はじめから全開でいけよ?」

佐藤に塾長がアドバイスを送る。


そして二度目のスタート。

佐藤はまたしてもスタートに成功し、今度は8位前後で1コーナーに飛び込んだ。

その位置をしぶとくキープ。7秒フラット近辺にまでタイムを上げる。

「これならそこそこの勝負になるじゃないか?給油回数にもよるけど」

トップが4秒台、そこから8位の佐藤まで、多少タイムの開きは出たものの、5位以降とのラップアベレージはさほど違わない。佐藤の踏ん張りがこのまま続けば、うまくいく可能性は充分だ。

しかしここでまたも転倒事故が発生。コース上とペースカーの繰り返し。まったくレースになっていないではないか。まともにレース出来る時間は一体どのくらいなのだ。そういう苛立ちがピット内に蔓延し始める。このペースカーがかなり長い間コース上に留まったおかげで、その後の走行時間割り振りをまたも見直す必要性が出てきた。

「燃費的には今更ペースカーが入ったところでどうしようもないですけど、その分、船田や海老沼、そして塾長の走る時間が減ってきます。どうしますか?(林)」

梨本塾レーシングもて耐チャレンジは、梨本塾生と塾長が一緒になって戦うレースである。もちろん最大の目標はもて耐で勝つことだが、しかし今年のトーンは去年のそれと多少変化していたのも事実だ。3時間が2時間に短縮され、さらにペースカーが導入されたことで、走行時間は激減してしまった。ちなみに、今回の954RRは第三ライダーの海老沼個人のマシンであり、恐らく一番お金を投じているのも他ならぬ海老沼なのだ。しかしここまで、海老沼は満足な走行時間すら得ていない。「自分も主役の一人だが、佐藤と塾長をサポートしないことにはそもそももて耐などありえない」

海老沼はそんな感じで黒子に徹していた。

このままで行けば、最悪、船田、海老沼、両ライダーの走行時間はそれぞれ7〜8周ほどだ。

「そもそもこんなにも簡単にレースを中断させて長いインターバルを取って、さらにすぐにペースカーを入れてまた中断。全然3時間耐久じゃないよな。誰にでも出れる!なんて言ってるから、そのしわ寄せが全部こういう部分に現れるだよ。これじゃ、1.5耐じゃないか。金返せバカヤロー!(笑:塾長)」

ほどなくしてペースカーが退き、レースは再開する。佐藤は7位まで浮上した後、後方マシンからの追い上げにあって多少ポジションを落としたが、それでも終始10位以内にいた。そのままガス欠寸前まで走り続け、結局8位でガス給油に飛び込む。船田、海老沼の緊張がピークに達していた。

 

船田、好走!なんと2位に浮上!祈願の初表彰台なるか?

ライダーチェンジした船田がコースイン。必要以上に緊張していたが、悪くない走りだ。しかしほどなくして、あいにく大粒の雨が落ち始めた。

「またかよ」

スタートから波乱含みのレース展開に誰もが嫌気を指し始めた。すぐにやみそうもないほどの大粒の雨がコース上を覆い始める。しかし、塾長は言う。

「絶対にタイヤ交換はしない。アイツはモトクロ上がりだから、これぐらいの雨はなんともないはずだ。だから引っ張れるところまで引っ張る。こういう場面ですぐにピットインするようなレーサーは、絶対に勝てないよ。チャンスだ」

この作戦が功をそうし、ドシャブリの中をタイヤ交換せずに3分前後のタイムで走り続けた船田は、なんとリーダーボード2位にまで浮上した。梨本塾レーシングのピット内は蒼然となり「これはひょっとするとひょっとするかもしれない」と誰もが思い始めた。

「塾長、どうしますか?どのタイミングで船田をピットインさせますか?」

その浮き足立ったピット内と裏腹に冷静だったのは林と早川だ。つまり、このまま船田の走行時間を引っ張れば、必然的に海老沼と塾長の走行時間がなくなるということだった。残り1時間を切った時点で、梨本塾レーシングは1回の給油と2回のライダーチェンジを残していたのである・・・。この時点で、4人で走る耐久レースが、7耐以外の場面でいかに不利かということを痛感する・・・!

「・・・船田をもう少し引っ張れるところまで引っ張ろう。それでこのままタイヤ交換をしなければ、他より一回多いピット回数がチャラになるかもしれない。で、徹君、ものすごく申し訳ないだけど、走行時間が恐ろしく短縮になって、俺も徹君ほとんど走る時間がない。でも、その中でも結果を狙うのがレースだと思う。そう考えると、やっぱり俺がなるべく多く走ったほうが可能性はあるから、徹君の時間はほとんどなくなっちゃう。それでいいかな?」

塾長が、すまなそうに海老沼に訊ねる。

「塾長、それでいいです。やっぱり結果出さなくちゃダメですよ。俺のことはいいです。それで行きましょう」

 

海老沼、涙呑の力走。しかしあと一回の給油が・・・


船田が総合2位のままピットインし、ライダー交代した海老沼も2位のままコースに復帰。

しかし翌周、あまりにも残酷なピットインのサインが出された。ピットアウトした翌週に、ピットインのサインが出されるという現実・・・。しかし海老沼はそれをきちんと飲み込んでピットインし、無言のままガス給油に向かう。

「海老沼にはすごくかわいそうだけど、これで俺が5周くらいしか走らなくて、それでもし勝てなかったりしたら誰が責任を取るだろうと考えると、やっぱし行くしかない。俺しか責任取れねえもの(塾長)」

普段はホンダの4輪ディーラーで身を粉にして働く海老沼。このピットインに関して、感じていること、言いたいことはたくさんあったろう。しかし文句一つ言わずに、敏腕営業マンらしく笑顔で塾長に954RRを託し、最後まで黒子であることを貫いた。

「お願いします!!」

「まかしとけ!」

その思いすべてを一身に受け止めて、塾長が勢いよく飛び出していく。

 




2位から一気に37位に大転落。それでも塾長、トリを締める!


コースインした塾長の順位は、先ほどの2位からなんと37位にまで急転落していた。10分間の強制ストップを伴った給油とは、つまりそういうことなのである。

「でも、他もこの後けっこう給油するチームがあるはずだ」

林、早川だけでなくピットのみんな、そして走行中の塾長の思いは、「他も給油できっと順位を落とすはずだ・・・」

ハーフウェットコンディションの中、他よりも10秒以上速いペースで追い上げが始まる。東コース上はレコードラインしか乾いていないという難しいコンディションだったが、それをものともせずに一周で十数台のマシンを抜きながらの激走。頼むから再度あの電光掲示板上部に#174を写し出してくれ!誰もがそう願う中、なんと塾長はこのレースのドライでのファーステストラップに近い、2分4秒台にまでラップタイムを上げていく。

しかし残り時間は刻一刻と迫る。当初、40分強を予定していた塾長の走行時間もまた、激減していた。

どれだけ速いライダーでも、わずか20分足らずの走行時間では何も出来ないに等しい。ましてや10分という途方もないハンディを背負っている梨本塾レーシングには、他者のピットイン以外に、もはや挽回する術は何もなかった・・・。

 

結局、塾長が10周ほど走ったところで無情にもチェッカーフラッグが振り下ろされた。

予想していたより、いや、期待していたよりも遥かに少ない数のマシンしか、給油のためのピットインはなされなかった。つまり、みんなきちんと「燃費」を考えて走行していたのだ・・・。

塾長は、数え切れないほどのバイクを抜き去り、トップ車両を置き去りにして、最終的には37位から21位まで追い上げたが、しかしそこまでだった。

梨本塾レーシング、#174、3時間耐久レース完走、21位。

これが今年の梨本塾レーシングの、最終的なリザルトとなった。


様々な疑問が生じた今年のもて耐。それでも、「応援ありがとう」


ベストメンバーの緒事情による不参加、そして栃木スピードの参戦、CBR954RRの特性、大きく改変されたもて耐のレギュレーション、当日の天候やレース状況。とにかく今年も様々な要素に翻弄された梨本塾レーシング。中でももっとも苦しめられ、かつ納得することが出来なかったのが「10分ストップ、15L制限の給油」だ。一体なぜ、こんなものがレースの世界に必要なのだろうか。0.001秒を競って皆が決勝進出を目指している。その中で、なぜ「10分」という途方もない数字をあまりに強引な形で持ち込むことが出来るのだろう。塾長は言う。

「このままのレギュレーションでずっといった場合、20年後とかにみんな言うだろう。あの2003年のもて耐で、日本のレース界はある種のピリオドを打ったと。自分で参加してみなくちゃ分からなかったけど、ウィーク中、パドックで最も多く聞いたキーワードは<燃費が・・・>だった。もちろん20周で200リットル使うようなマシンはどうしようもないと思うが、しかし、なぜ160馬力超のマシンや、15000回転超のマシンが蠢きまくっているレースシーンで、大幅にラップタイムを落とすようなレギュレイションがまかり通るのか不思議でしょうがない。梨本塾レーシングは3耐でも勝てなかったけど、でもみんなが全開で走ったということだけはよかったと思う。本当に情けない時代になってきた。燃費だけを考えてレースするなら、エコランに出ればいい。予選も燃費で競えばいい。日本一の草レースだとかなんとか言ってここまで散々群集心理を煽りたくっておいて、たどり着いた先がこれかよと思うと、ものすごく情けなくなってくる」

インジェクションコントロールを用いてガスを絞るチーム、またはインジェクションからキャブに変更してまで燃費を稼ぐチーム。そういうチームが当然本戦でも上位入賞している。それらは少なくとも「誰にでもチャンスのあるレース」ではないということだ。しかし、果たしてこれがバイクレースなのだろうか。ライダーが速くなったり上手くなったりすることではまったく届かないアドバンテージやビハインドが、レギュレーション上に存在するという現実。算盤弾きと電卓叩きが速いチームだけが、優勝の鍵を握っているようだ。もちろんレースの世界は頭も体も使うが、しかしそれが片側一方に大きく傾いたとき、そのジャンルの魅力は半減する。もてぎは、レース界は、一体何がしたいのか。ただ単にエントラントをたくさん集めるための策略であるならば、日本一の草レースなどというキーワードは外したほうがいいだろう。燃費がここまで重大な結果を招くスピードレースなど、世界中どこを見回しても存在しない。バイクレースを本気で行っている異国の連中には、絶対に理解されない愚かな行為と映ることだろう。

それでも梨本塾レーシングはなんとかベストを尽くして、みんなの応援を背に最後まで走り切った。いつの時代でも不条理はつき物。そこで肩を落として前進を止めたら、終わりなのだ。

今後も様々な不確定要素と戦いつつ、みんなの応援に応えられるよう頑張っていく。

応援ありがとう。

 

各ライダーのコメント

 

もて耐応援ありがとうございました!

第一ライダー<佐藤和也>

直接ピットで重要なヘルパーしてくれた人、熱中脱水症にならずに走りきれました。サインエリアぶっ通し通過タイム刻んでくれたグラサンな奴、毎回「OK!」で通過してたわ顔向けるたびに手振ってくれた人、予想してないところカメラ待ち構えてくれた人、歩いてるときも走ってるときも前に進むのがすげー軽かったっす。後押しされました。ありがとうございました。自分の中での敗因、去年の良かったことを大半今年に持ち込んで臨んだこと、同じじゃないと気づいたのが8月はいってから。3人に頼りすぎてしまったところ、特にレギュレーションをなめてた。話し合い不足。じゃ来年!!なんてまだ今回の全部が終わってないし、とんでもない規則ができるかもしれないからすぐには言えないけど、自分の持ってるもてぎでのスピード以上を知ってる奴らが100人はいるって環境はやっぱすげー興奮します、渦中の給油ってのは抜きにですよ。昨日と今日、7秒以上のものすげー数の中に何人かターゲットを絞りました。俺もまだまだ速くなって知識つけて、来年かな?勝負していきたいです。栃スピのトオルさんフナッピ、おんぶにダッコ状態でまぜてくれてありがとうございました。俺はバイクに関することマジ何にもしなかったっす。乗せてもらう以外は運んでもいないし整備もしてないし。俺のタイムが出ないのはそんなとこにもあると思ってます。4速壊れた時と、954に付けた俺のピーラップが電池切れたときトオルさんがなんで謝るのはわからなかったのと、フナッピが家の事ともてぎを合体させてるのには、栃スピ深いなと思いました。スクランブルとまたさすけ亭行きましょう!

ナンシー、結局始めから最後までお世話にしかなってないです。走り方もなるべく聞かないようにしてたんですが、タイムのとおりで3耐。ナンシーが走るのに、俺の速さじゃ7時間行けないのが一番悔しいことです。去年のようにもてぎが都民になる感覚にはなりませんでした。自分の600との違和感ばかり際だたせてしまってました。ナンシーのバイクからの情報を感じ取れて方向を決めれる能力もとにかく盗んでいこうと思う。今以上に速く楽しくなれるはず!ありがとうございました。これからもバチバチ追っていきます。
片柳モータースさん、どたばた梨塾レーシング954の手術ケア係ありがとうございました。一週間前に足と胴と心臓が3分割されたのには、ちょうど甲子園で東北が負けたのもあって、俺って無力だなーと思わされましたよ。今度ライダーで走りに行きましょう!俺もバイクのこと考えるのといじるの楽しいです。けど乗ってる時が一番楽しいで!引き続きレース車から街乗り954へ戻す作業、よろしくお願いします。
電話でも直接来てくれた人もみなさんがいて今回の3耐が21位完走まで成り立ちました、応援ありがとうございました。給油について色々でてますけども、10分待たされると了解して走った人と、それを見た人の感想は多少違うと思います。もしかしたら全開じゃない周りの作戦の中ではスタート決まった!順位上げれたては直に喜べないです。そこでどの部分が自分は楽しいか、嫌なのか、感情が一つに混じる中で
でもはっきり区別させていこうと思います。

 

第二ライダー<海老沼徹>    

最初に、モテ耐に出場して分かったことがある。 ナンシーには「大変だぞ」とは聞いてはいたが、これほどとは…。 レースはマジに甘くない…とか、なかなかタイムは上がらないものだ…とか、モテ耐 はエコレースだった…とかもあるが、一番思ったのが 「オレは相当の雨男だ」 ということ。練習に行ってもほとんど雨。太陽が射したのは予選の日だけ。決勝に至 っては、オレが走る直前に降りだし、終わったら止みやがった。ここまでくるとマジ、 笑える「スーパーレインマン」だ。でも、今回のモテ耐は、みんながいたから出場で きたようなもの。 「モテ耐出よう」 と言ってくれたフナ。梨塾最速なのに栃スピで出てくれたミヤ。全くバイクがいじれないオレたちのメカを努めてくれて壊れたバイクを直前まで直してくれた片柳さん。公開練習の時からタイムとサインマンを買って出てくれたマー。ライセンスまで自費負担して泊まり込みで来てくれた、海君、ますみ君、ジョニー、ユミちゃん、マメ君。それからドシロートのオレたちと一緒に出場してくれて、何から何まで面倒をみてくれた塾長ナンシー( 正直、ミッションが壊れたときは終わったと思いました) 壊れたバイクを前に何も出来ずにいる無力なオレに優しく声をかけてくれた幸代さん。その前で、涼しい顔して技研開発上席の馬場様に掛け合ってくれた「我らがオヤカタ様ナンシー」にはオーラが出てました。本当、仲間がいるのはありがたい、感謝としか言いようがなかったです。まっ、決勝は残念な結果で終わってしまったが… でも、みんな知らなかったと思うけど、オレが走り終わってナンシーがゴールするまで、ツナギを脱がなかった理由は…それは絶対優勝出来ると思い 「このまま表彰台、シャンパンファイトだ〓」って確信してたから。 これ、思ってたのオレだけじゃないでしょ? まったく「モテギ エコ耐 のバカヤロー」だよね。 来年のことは分からないけど、また出たいね。今年でオレも35。世間一般で言えば立派な オヤジである。そんなオレでも、「世のスーパースポーツ乗りのあこがれ国際ライダー梨本 圭」と同じレースに出られたんだもん、幸せだよね。 そんなオヤジの酒の宴での酔った勢いで出場を決めたモテ耐に付き合ってくれて 「いっぱい、いっぱい ありがとう」 以上です。

 

 

第四ライダー<船田英樹>

 

終わったというか、終わっていないというか、とにかく2003モテタイは終わりました。昨年のスクランブルイリュウジョンといい、今回のモテタイといい、たくさんの人たちに支えられ、なんとか無事走りきる事が出来ました。ありがとうございました。特にモテタイは栃木スピード初参戦と言うことで、分からない事ばかりでした。ですが、ナンシーをはじめ、経験豊富なたくさんの仲間に助けられました。
自分の走りを振り返ってみると、いくつもの問題点がありました。モテタイ前に体調を崩したことは、かなり走りに影響しました。体力、集中力の低下。あのスピード域では死につながりかねません。それと、雨が降ってからの走り。ビクトリーコーナーで転倒しかけコースアウトしてしまい、それからは体がガチガチになって、ピットサインを見間違い、ピットインしてしまったりしました。まだまだ経験不足。勉強になりました。
いろいろありましたが、無事完走できたのはみんなのおかげです。ほんとうにありがとう。感謝、感謝。打ち上げで合いましょう!!
あと、ビデオや写真、どんなのでもかまわないので、ダビングしてください。栃木のみんなで見たいです。よろしく。

 

第三ライダー<梨本塾長>

 

不満に思うところはたくさんあるけど、やっぱり一番はみんなで真剣に結果を目指すのは楽しいということだ。普段梨本塾で自分が見ている人たちと一緒にレースをするというのは、すごく感慨深いものがある。若洲で教え始めたミヤやフナがここまで来たか、R1ではまったく速く走れなかった徹君も形になってきた、などと思いながらバックストレッチを下っていくのはかなり気持ちよかった。もちろん感傷だけで勝てるほどレースは甘くないし、その辛さが大好きでこれまでずっとレースをしてきた。だからこそ、絶対に結果を残すまでやめたくないと思う。去年参加して大活躍したカイやマンジやジャックは応援部隊に回ってくれた。最強ニューマシンを購入したばかりの岸本は、残念ながら今年はスタートラインにすら立てなかった。しかしそれでも毎年チャレンジしていくことが重要だと思う。途中で辞める理由は星の数以上に用意されているけど、止めない理由はたった一つで「好きだから」。この素敵な感情に尽きる。

今年は、栃木スピードこと徹くんと船田、そして梨本塾のホープ佐藤和也と、片柳モータースが一緒になって戦った。マネジメントという意味ではほとんどの人が持ち出しまくっているが、しかしそこにはプロフェッショナルとは逆の面白さがある。ただでさえ鬼のように忙しい業務を持つ徹君は、一番年上ということ以上に面倒な作業を一身に引き受けてこなしてくれた。次女が生まれたばかりでゴタゴタのフナもベストを尽くした。若きミヤも、現在持ってるパフォーマンスのすべてを出し切っただろう。そしてヘルプしてくれたみんなも、去年以上に精一杯てだすけしてくれた。本当にありがとう。そしてお疲れ様。

来年はいよいよ三回目。また出場することを前提として、この先の一年を過ごしていきたい。

 

参加ライダーベストラップ成長記録

 

 

954RR初走行時

ベストラップ

佐藤和也

2`099

2`071

海老沼徹

2`165

2`124

船田英樹

2`178

2`100

梨本塾長

2`024

2`01`6

 

 これを見ると伸び幅が一番大きかったのが船田の7秒。次に海老沼の4秒、佐藤の2秒と続く。塾長に至っては1秒もタイムアップしなかったことになる・・・。

 

 

俺たちも熱く燃えたぜ!ボランティアヘルパーからのメッセージ

 

梨本塾レーシングは毎年多くのボランティアヘルパーによって支えられている。

彼らは皆、自らピットクルーライセンスを取得し、そして移動費や宿泊費などの経費を負担してまで、応援に駆けつけてくれているのだ。そんな貴重な仲間たちの熱いメッセージを一挙公開する!

 

 

Re: もて耐応援ありがとうございました 宗一郎

(応援に行っていない)自分が書き込んで良いのかどうか分かりませんが、
関係者各位の熱意を感じております。
視点の違うところからで本当に申し訳ないけれど、なお一層の活躍をお祈り致します。あんまり良いコトバが見つからないですが、宗一郎はミヤのこと好きです。
キモイとか言わないでくださいね。変なことはしませんから。

Re: もて耐応援ありがとうございました  ガイ吉

 

俺は突然に紛れ込んで何の手伝いもせず、一人でフラフラとしてしまいましたが、単純に見ていて格好いいと思いましたよ。嫉妬すら感じる程に。つい珍しく単純に賞賛してしまう程に。お疲れ様でした。

 

Re: もて耐応援ありがとうございました ゆみ -

 

もて耐お疲れ様でした。
レースが終わったとき・・・不完全燃焼の気持ちが残ったのはわたしだけなんでしょうか?「これがレースなんだよ・・・」といくらいわれても、そんな言葉ではやりきれないのは、わたしがまだまだレース界のきびしさをわかってないだっていわれるでしょうが、それでも素直な気持ちで悔しいと思ったことをお許しください。
今回はたくさんの面ではじめから去年とは違っていましたね。レギュレーションが変わり、参加するライダーの数も違い、もて耐ウィーク直前までの流れも控えめだった気がします。

ヘルパーとしての役割。
初めてやるわけではないからやることはわかっているだけど、手助けをしたい、なんとか気を楽にしてあげたいと思うのに、自分の身をどこに置いたらいいのかわからず、結局ほとんどなんの役にもたてなかったなと反省しています。
コース上ではわからないライダーの苦悩、我慢、それを見守る人たちの期待と不安・・・も、感じられました。3時間の耐久のはずが、度重なるアクシデントのせいで2時間に減ってしまいました。1チーム4人のライダーで決められた時間を割り振って走るということはこんなにもたいへんなんだということも改めて思いました。8耐を思い返しても、そういえば同じなんですよね。一人で勝手に練習では走っているのとは違って、チームをしょって走る。同じチームのライダーや大切な人、仲間たちが見守る中完走するということは、大きなプレッシャーのはずなのに・・・すごい人たちだな、と感動しました。

まめさん、監督お疲れ様でした。俺は何もしてないよーなんてい言ってましたが。とんでもないです。みんなちゃんと見てましたよ。まめさんが一番走り回っていたのを。ゆっくり休んでくださいね。そして、今度はご自分でも走りましょうよ、まずは塾で・・
とーるくん、ふなっぴ、ナンシー、ミヤ。みんなにあつなるものをくれました。個人的に言いたいこともありますが、書ききれないと思うのでまたの機会にでも話すことにします。

 

正直、結果は残念だった。 イカ知己 -

ですが
何よりまず、練習本番含めて
一人も転倒者やけが人が出なかったことを超大喜びしたいです。
これが一番大切ですね。これがあればまた続けられますからね。

そして、ナンシー以外の三人の成長。
皆、今年は比較的ゆっくりでしたが確実に成長していきました。
特に栃木の二人がコースを走っている様は、
見ていて笑えるほどに感動的でした。
去年、ピットの上で僕の予選を観戦していた二人からは
今年の雄姿は想像も出来ませんでしたからね。
今年はこっちが予選を観戦させてもらいました。
かなりドキドキしながら
。ビールなど飲みつつ
ミヤは決勝の走り&かけっこは、最高以上でしたね。燃えました。

あとちょっとで10秒を切れなかったフナ、
決勝では2周しか走れなかったトオル君
そしてやはりあとわずかで7秒を切れなかったミヤ。
三者三様、終わってみて色々思うところあるだろうけど、
こっちはその三人のさまを見せてもらって、十分楽しめましたよ。
行ったカイがあるってもんですね。


レースの結果だけを見るなら、本気で悔しいですね。
表彰台、うまくすればいけると思っていましたから。
でもね、やっぱみんなで真剣に考えたプランで
運も天も味方したり、しなかったり
あの結果だったのだから、しかた無いですよ。
悔しいのは当たり前として、
じゃぁどーしたら良いのかって言うと
次は負けても悔しくないくらいに、(ありえないけど)
もっと真剣に、考えて、走って、
挑まなきゃいけないってコトなんだと思いますよ。

とりあえず、そのために明日から出来ることはって言うと
次の長渕会に備えて聞き込み開始、ってあたりでしょうか。

ライダー、ヘルパー、そして片柳チーフメカニック、
本当にお疲れ様でした。
また、やりましょう。

By 梨塾「もてぎ絶対レコードホルダー」 カイ

 

間に合うかどうか。毎度遅ればせながら。感想です。 ブレーンクル
 
純粋に走りに集中することができない構成要素満載の一喜百憂な
レースを、皆かっこよく走ってました
みんながモテ耐に向けてかけてきた長い時間のうち3時間しか
同じ場所に居合わせていないけれども、そこに積み上げられて
きたものを感じることができる内容だったと思います。
心も体も緩みきっていた冷夏を、心地よい刺激で見事に締めくく
ってくれました。
今年も楽しませて頂きまして、みなさん有難うございました。
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うー。拙文。
つまり、みんなかっこよく、来年?再来年?いつかは私も参加
してやりたいなと思ったってことでした
 

Re: もて耐応援ありがとうございました みほこ

みなさんホントにお疲れ様でした。
わたしは、ばっきーとともに予選から参加させて頂きました。
あまりにライダーがかっこよくて、なんと36枚撮りフィルム
8本も使ってしまい280枚もの写真ができてしまいました。
悲しいことに「これは良い!」という写真がほとんどありません
かなり出来の悪い写真ですが今度みてください。

ビデオ担当ばっきーより
ビデオもイマイチですがみんなでみましょう!!
とのこと

Re: もて耐応援ありがとうございました いとピシ

ライダー、監督、片柳メカ、ヘルパーの皆さんお疲れ様でした
去年の大役と違い随分と肩の荷も軽く楽しくヘルパーやらしていただきました
結果は、深く考えれば悔しいけど作戦道理にやって出た結果だから素直に受け入れるしかしょうが無いですね
結局は、木曜日にウズウズしてしまい金曜日から参加しましたが
世話好きって言われ様が、何よりも現場に居る事が1番と今回再確認させられました
それから、まめ監督、予選前のブリーフィングのばっくれはまずいでしょう
去年の総監督はそんな事無かったです
でも、去年は監督自ら予選ポールとろうとして1速全開してピットロード走っても怒られなかったけど
でも、オフィシャルに言われた時、まめが誤りに行けば良いだよねと皆、意見が一致してました
とにかく今年も面白かったです

去年も言ったと思いますが「また、やろ」です
ホントに皆さんお疲れ様でした

もてたい談 ブレーンシャイン

 

 梨本塾レーシング関係のみんなともて耐に参加するのは,ピットクルーとして今年で

3度目、のはずだった.毎年少しずつレギュレーション変更があるが,今年の変更は

うしても納得できない.給油方式の変更だ.時間が長いとか順位がわかりづらいとか

ういうことの前に・・・.

「僕に給油させてくれ!」

去年、一昨年の2回,僕は梨本塾レーシングのピットクルーで給油担当だった.全開で

走り続け,タンクを空にして帰ってくるみんなのために,ライダーと同じようにつなぎ

を着込み,ゴーグルをつけ,どんなにガソリンをかぶろうとも前のバイクを抜き去る

めのガソリンを満タンにしてきたのだ.おかげで今年はピットクルーからあふれ,去年

ともにガソリン係だったジョニーとさびしく後方からの応援となった.

 

僕のもうひとつの役割は走行シミュレーションだ.これは去年に続いて2度目だが,SC

導入やレース中断で事前のコンピューターシミュレーションはまったく役に立たない

とを思い知らされ,今年は柔軟な紙とエンピツプランを心がけた.

「我々のチームは3時間,全開で行くと3回給油しないとゴールできませんが,給油には

約11分かかってしまい勝負にはなりません。どうしますか?」

鈴鹿8時間耐久でワークスホンダが1分以下のピット作業を1回減らすと・・・という

勝負を繰り広げる中,我々のピットストップは11分,5周以上だ.1周につき10秒

速く走っても72周,約2時間半かかってしまう・・・.

給油係の職を追われたにもかかわらず,給油に振り回された耐久でした.ミヤ,ふなさん,

トオルさん,NANCY,みんなの走りを見られてよかったですが,2時間に短縮されたこと

もあり,悔しさばかりが残ったレースでした.

今は来年のレギュレーションを早く発表してほしいですね.

そのなかで勝つためのシミュレーションをします.

 

みなさん、色々とお疲れ様でした。 ま〜サインマン

 

昨年から今まで「もて耐に出る」と散々ほざいてきました。まぁ実力的には出場してもおかしくはないレベルにはなりましたが、いかんせん経済力が追いつかず今年もヘルパーとして参加した次第であります。

 それでもね、ネガティブな要素は全く無かったね。熱い熱い栃スピに、K-RUN中は「このクソッタレが」と思いつつも普段は青田familyなミヤ、普段から公私共々世話になりっぱなしなナンシー。この4人を去年と同じタイムキーパーとして手伝える事を誇りに思ってましたね。目の前を通過するときにこっち見てるってわかるだけで嬉しかったよ。

 「不完全燃焼」という言葉を終わってから何回か耳にしました。僕もそれは感じているのですがこれはどうしようもないでしょう。順位や体制が云々よりも最終的にエコランだっただから。これ以上レギュレーションに愚痴っても何もならないから控えるね。それに草レースはもて耐だけじゃなくスクランブルとかあるしね。来年になりそうだけど。

タイムキーパーとしての仕事を終えた今は次の自分の走りをずっと考えてる。梨塾以外で一番近いのは11月のCBRチャレンジと桶川7耐かな。今の俺がもてぎで何秒出せるか皆興味あるだろうし、なにより自分がもてぎ走っていいタイム出して延びきった海さんの鼻をもう一回叩き折って目立ちたいってのがあるからCBRの方は絶対に出ます!桶川はまだ出場マシンすら決まってない状況。NSR50かKSRかDASHなのか・・・。決まり次第報告します。

 

 最後に。

徹さんへ

走り終わった後の栃スピ二人見てて手伝ってほんと良かったと思えた。この気持ちは去年と比べ物にならないくらい強かったよ。別のレースで徹さんの計画通り表彰台梨塾独占。俺も真面目に考えてます。その話するとき、最後に必ず言う「あわよくばてめーら食ってやる」ってのが引っかかるけどね。

 

フナさんへ

色々と背負った物がある中で走りつづける姿はかっこよかったよ。あと、行き帰りの助手席で爆睡しちゃってごめんなさい。ビール二杯で爆睡しちゃってごめんなさい。泊めてもらったときに風呂入らずに寝ちゃってごめんなさい。ついでに忘れ物しちゃってごめんなさい。今回一番世話になりました。ありがとう!

 

ミヤへ

決勝中、タイムが良くなってるの見てて嬉しくもあり、悲しくもあり。とりあえず首洗って待っときな。あ、ストップウォッチのボタンはちゃんと押したかんね。

 

ナンシーへ

最後の追い上げは誰が見ても凄かった。ハーフウェットで4秒はもっと凄かった。だから「エコランだからなぁ、別に俺が出なくてもよかっただよなぁ。」なんてレギュレーションがどうであれ言っちゃぁ駄目だよ。


みなさん、色々とお疲れ様でした。 コスコ津田F4→CBR600○○?

皆さんお疲れさました。最高の週末でした。
みんなの姿を見ているとついついおじさんもその気にさせられてしまいます。目標は
『梨塾セニア』で七耐。

 

Re:お疲れ様です。 まめ監督

 皆様、こんばんは。栃スピナイトクラブ所属のまめです。
 今回はナンシーを始め、皆様には大変お世話になりました。俺、バイクやレースの事はサッパリなので、色々と補佐や指導をしてもらえてすごく心強かったです。どうもありがとうございました。
 皆が真剣に取り組んでいる事だったので、オマケの俺としてはとにかく邪魔をせず、足手まといにならずに終了する事が出来てホッとしています。
 ナンシーを介して栃スピと出会い、早いものでモウ一年。出会った頃にはスデにモテ耐参戦の話は出ており、そうこうしているうちにサクッと終了・・・。なんツーか、ひとつの区切りがついた感じですな。思えば色々ありました。酒を飲んで、酒を飲んで、たまーにバイクの話をチョットして、酒を飲んで・・・。彼らに昼間会ったのも、バイクに乗っている所を見たのもこれで3回目くらいでしょうか。とても新鮮でした。栃スピ総帥(スーパーフリー)が女の子の話をしてこないなんてナ、初めてのことでした。ショックでした。
 とにかくまぁ、ナニか喋りたいけど雰囲気を壊しちゃうのでナニも喋れないという、俺にとってミョ-にバランスの悪い精神状態の耐久レースも無事終わり、やっと肩の荷が下りました。関係者各位に感謝です。特にマスミ君とマー君とジョニー君、力仕事手伝ってくれてありがとう。ミヤ君、ライダーなのにたくさん働いてくれてありがとう。ゆみ、誉めてくれてありがとう。伊藤君、よくもやったな!かおがコエー!なめンなよ!ありがとう。
 やっぱナンシーを始め、皆さんバイクに乗っているときが一番カッコいいゼ。俺のツッパリテーマである『自分のやりたい事ッて何だ?』を、より一層考えさせられるレース体験でした。
 ともあれ、早急に生き延びるための労働に余力を作り、ヒザスリデビューに向けての牛歩作戦を、ツッパリ牛走作戦くらいにするのだ。

 

梨本塾レーシングより感謝を込めて。

ここにメッセージを寄せてくれた方以外にも、当日はたくさんの応援団が来てくれた。そういう人たちに支えられて、梨本塾レーシングは今年も誰も怪我せず、もて耐を無事に走りきることが出来た。上でイカ氏が言っている通り「何よりまず、練習本番含めて一人も転倒者やけが人が出なかったことを超大喜び」したい。レギュレーションの理不尽さなど気になる部分は多々あるもて耐だが、しかしそれにスポイルされない面白さが大きな魅力でもある。だからこそ、辛い思いをしながらもライダーはレースに向かい、そしてみんなが応援してくれるのだ。きっと来年もまた梨本塾レーシングはもて耐にチャレンジするだろう。いつか必ず、あの頂点に立つことだけを信じて。

応援、ありがとうございました!

      なお、梨本塾レーシングではウィーク中の写真を大募集しています。こんな面白いスナップあるよという方はstd_spd@hotmail.comまでドシドシ送信ください。スナップとして、このページに掲載します。

 

We`ll be back soon 2004!!

もて耐チャレンジ2002はコチラ

http://www.geocities.co.jp/MotorCity/5560/motetai-report.htm

 

 



4速に入らない!?
梨本塾レーシング、暗雲立ち込める・・・!


もてぎスポーツ走行に参加したが・・・

8月20日、この夏を象徴するような煮え切らない天候の中、梨本塾レーシングのスポーツ走行が始まった。当初「後はウィークのみ」と言っていた塾長も、大幅に改良したマシンの確認走行のために急遽参加となった。
主な改良点は@フロントサススプリング交換(シングルレート0.95)、ファイナルの変更(15x45)、リヤ車高上げ(0.5mmスペーサー)。前回、ほぼストックに等しい状態で2秒前半をマークした塾長は「ま、0秒イケルかな?」とコースイン。
しかし6周目に3秒台をマークしたものの、その後タイムは一向に上がらない。

「4速が死につつある・・・」

なんと、ミッションにトラブルが発生してしまったのだ!症状は走行毎にひどくなり、最終的には「3速←5速というシフトアップしかできない」状態に陥る。そんな中では佐藤、海老沼もタイムが出るはずもなく、12秒〜14秒台で、もて耐前の最後の練習を終える。
「ヤバイすね・・・」
遠くを見つめながら、佐藤はそう呟く。
「なるようにしかならねえだろ?焦るなよ」
4速がまったくない状態で3秒フラットまで詰めた塾長がそう笑う。

現在、鋭意修理中!

ミッショントラブルに見舞われた954RRは即日栃木の「片柳モータース」に運び込まれて、ミッション交換作業を行った。また「まったくよくなかった」というフロントサススプリングをノーマルに戻し、リヤの車高なども再調整中。27日水曜日、正午現在、エンジンに火は入ったものの、未だマシンは組みあがっていない状態。この辺りはほとんど昨年と同じ展開だ。果たして、公式練習の中にゼッケン174は現れるのだろうか。

各ライダーのコメント
第一ライダー<佐藤和也>
「全然ダメっすね。PDツーリング行って、走りがツーリングモードになってる。もっともっと気合入れていかないとどうしようもないっす」
※このスポ走後の梨本塾で、佐藤は鬼人のような走りでブッちぎり優勝を飾っている
第二ライダー<海老沼徹>
「もて耐・・・大変っすね・・・去年はこの3倍すもんね・・・正直、かなりシンドイす」
第三ライダー<船田英樹>
「サスがどうもしっくりこない。もっとイケるはずなんだけど」
第四ライダー<梨本塾長>
「いよいよ本チャン。みんな、去年よりも遥かに走りこみの少ない状況下でよく頑張っている。俺はほとんど手出ししてないからね。ま、どこまでイケるか、バッチシ応援してくれ」

タイムスケジュール
梨本塾レーシングはゼッケン174番、予選D組です。
※@が第一ライダーです。
28日(木)公式練習@10:15〜A13:30〜B16:30〜
29日(金)公式予選@10:05〜A12:15〜B14:20〜C15:15〜
30日(土)コンソレーション(2時間耐久x2、3時間耐久x1)
31日(日)もて耐



いきなり3番手発進!!
梨本塾レーシング、公開練習で唸る!! 7月30日

夏がこない・・・!

7月30日、もて耐公開練習第2回目が開催された。
今回はライダーだけでなく海老沼、船田が普段からお世話になっている片柳モータース
の社長もメカニックとして参加してくれた。
但し梨本塾レーシングはこれがはじめての公開練習。
海老沼、船田は何度か練習走行を行っていたものの、佐藤、塾長はこの日が初走行。
近年稀に見る長梅雨で、当日もあいにくの空模様。朝から雨が降りしきる中、佐藤が
ドライ用タイヤでゆっくりと走行を開始。しかしコース上に川が流れるような状況下で
はさすがのメッツラーレンスポルトも威力を発揮できず、佐藤は1コーナーであわやの
オーバーラン。事なきを得たものの、レインタイヤを持たない梨本塾レーシング
「このまま走っても無意味」
と午前のテストを終了。
海老沼、船田、塾長はマシンに跨ってさえない状況で、残すは午後の1時間のみである。

塾長、いきなり2秒台をマーク!


午後。
奇跡的にもレコードラインだけうっすらと乾きはじめ、A組のトップタイムが4秒台まで上がったところで梨本塾レーシングのB組走行時間枠に。すかさす塾長が飛び出し、あっさりと2分02秒324というトップタイムを叩きだす。
ご存知のように使用しているCBR954RRは、カウル、ステップ、マフラー、タイヤ、メッシュホース以外、完璧なノーマルマシンである。エンジンはもちろんインジェクションも配車時のまま、サスペンションはスプリングさえ変えておらず、ブレーキ回りもメッシュとパッドだけだ。周囲には新旧GSXRや、JSB仕様のマシンがうごめく中で、ここまでノーマル然としたマシンは見当たらない。
さらに佐藤も数周で9秒台、船田と海老沼はわずか3周ずつの走行であったにも関わらず、それぞれ12秒台、14秒台をマーク。梨本塾レーシングは4人組。そのため走行時間的なハンディがあるが、それをものともしない力走が展開された。
塾長のタイムで終始リーダーボードトップをキープし「いや、もう2秒くらい詰めるわ」と0秒台を目指して飛び出した最終アタックはしかし、運悪くチェッカータイミング。それでもクラス2番手、30日の走行全クラス中、3位の好タイムで、テストを終了した。
なお、今回塾長がマークした2分2秒324というタイムは、昨年、6月の第一回公開練習においてGSXR1000でマークした2分2秒8といタイムをわずかながら上回るタイムであった。
可能性やいかに?

各ライダーのコメント

バイク自走参加、佐藤和也の弁。
(ベスト 2'09"98)
「954速くて少しびびってますけど、まだまだいけるッス!これから練習を重ねて、0秒台、そして7耐久優勝目指します!」

猛アタック(彼女にしたい女性への)は実を結ぶか?海老沼徹の言い分。
(ベスト 2'14"62)
「今日はちょこっとしか走れなくてまるでスペシャルステージみたいで何がなんだか分からなかったけど、でもナンシーすげえ!あんだけしか走ってないのにいきなりトップタイムだもんな〜。俺たちももっともっと走って頑張るっす!」

次女が生まれたばかりで、退院したカミさんをほっぽらかして参加の、船田英樹の声。
(ベスト 2'12"96)
「まあ、まだまだですけど、イケると思います。」

久々のもてぎ、それでも怒りの梨本塾長。
(ベスト 2'02"324)
「何がビックリしたって、CBR600RRキット車のとんでもない速さとか新型GSXRのマフラーノーマル車が俺らの954RRより速いとかなんで年1回レースに出るだけでライセンス代3万近くもボラれるんだ!とかそういうことじゃなくて、公開練習中に、先導走行しているバカがいたということ。スポーツ走行やスキルアップミーティングなら分かるけど、オフィシャルなレースプログラムの中で、直線で全開にも出来ない人たちを連ねて先導走行してるアホさ加減には開いた口が塞がらなかった。2分そこそこで走る奴と3分以上で走る奴が一緒に走るのがもて耐だけど、それにしてもレースで先導かよ・・・。ハッキリ言いたい。もてぎの直線で全開に出来ない人は、死ぬために、或いは誰かを殺すために自分がレースに出ようとしてると自認しろ。そして、もしそういう事故が起きた場合、先導した人たちも、もちろん主催者も、一切責任は取ってくれないだろう。そういう誓約をして参加するのがレースだからだ。あなたたちは自分の足がもげたり、或いは誰かを殺しても、絶対に後悔しないと言い切ってレースに参加するのか?自分や相手の家族に対して、全責任を負えるのか?もう一度よく考えてくれ。もて耐は、誰にでも参加資格はあるが、誰でも無事に走れるレースではない。ああいう先導走行は、救済措置でもなんでもなく、無意味な安心感と無謀で無知な好奇心を煽っているにすぎない。俺には天国地獄への先導走行としか映らなかった。昨年のトップチームの惨劇を、早くもみんな忘れたのだろうか?
さて、苛立ちつつも俺の練習はこれで終わりで、後はホンバンです。さすがに昨年のR1000よりはかなりパワーもないし、車体も安定しなくてシンドいけど、出場するメンバーが思いっきりやる気なので、なんか面白いことになりそうだ。この後、俺のタイム目指して練習を重ねるらしい。みんな頑張ってな!」

なお、梨本塾レーシングではまだまだヘルパーを募集中。
但し人数限定なので、申し込みはお早めに!
std_spd@hotmail.com  梨本塾レーシングもて耐チャレンジ係まで
 
応援メッセージも待ってます!


ライダープロフィール

第一ライダー佐藤和也

◆趣味 おはよう200km/h散歩。すべての道で最高速最短時間記録の塗り替え。すり抜けバトル、ウイリー、0の字スペース探し、駆け足、バイク濃厚愛撫、ラッキー(飼い犬)全身愛撫、ひげ抜き。◆目標 2分0秒を出して7耐で優勝!◆彼女 なし◆主な戦歴 '02仙台の娘、不戦敗、'02日野の娘(フライング)、'03町田の娘、走行中、着いていけたが交わせず・・・度胸不不足。◆メッセージ がっついて楽しみましょう!やりたいように走っていきましょう!出るだけで満足しちゃダメっすからね。突っ走ります!!

第二ライダー海老沼徹

◆ 趣味 辛呑、爆睡。◆目標 3耐予選突破、決勝7位以内(昨年のCチーム以上の成績を収める!)◆彼女 なし。現在猛アタック中。でも本性がバレるときっとふられると思うので嫁募集中!◆主な戦歴 なし耐`'01=7位、'02=4位、'03=2位。日光スクランブルイリュージョン('02)=4位(All with船田)
◆ ◆栃木の「スーパーフリー」栃木スピード総裁の徹です。梨本塾に参加するようになって約2年半、まさかもて耐に出るとは思ってなかったです。酒の席で冗談から始まったもて耐話。チームメイトは二年前梨本塾に誘ってくれた親友船田、梨本塾で連勝中の激速ミヤこと佐藤和也、そして昔からファンだった国際ライダー梨本圭氏。身震いしやす。34歳にして初参戦、長くバイクには乗っているけど、マジレースとは・・・。しかし塾に参加するようになって「いつかは梨本圭と一緒にレースに出るのが夢」だった俺としては「まさかこんなに早く実現するなんて!」「俺って本当にツイてる!」みんなとの貴重な時間を、精一杯楽しみます!

第四ライダー船田英樹


◆趣味 スノボ、酒◆目標 みんなの足を引っ張らない◆7月26日に第2子が生まれ、二女の父親◆妻子持ちライダーがどこまでいけるか見てて下さい!!

近況報告!!

2分12秒0
フナ、ベストラップ更新!
7月28日(月)もてぎを走行した船田がベストラップを更新。早くも12秒台に突入。
なお、30日には3人+塾長も走行予定。応援よろしく!


♯74 梨本塾レーシング栃木スピード] 発進!!

○ マシン CBR954RR('02)
○ 仕様  モリワキフルエキ、モリワキスウィングステップ、KDCフルカウル、メッシュホース
○ タイヤ メッツラー
○ ブレーキパッド ZCOO

第1ライダー 佐藤和也(ミヤ)22歳 
第2ライダー 海老沼 徹(栃木スピード総裁)34歳
第3ライダー 梨本 圭(塾長)32歳
第4ライダー 船田 英樹(フナ)30歳


○ 全3チームが3耐以上へ進出、ピットクルー30人以上、応援関係者総勢70名余を動員し、02年もて耐において一番の混沌をバラまいた「梨本塾レーシング」。あの夏から早くも1年が過ぎ、新たな胎動が始まった・・・!
○ 今年は1チーム限りのエントリー。第1ライダーには梨本塾で目下連勝中の佐藤和也を、そして第2、第4には栃木の雄、海老沼船田の最強コンビ、そこにゲストとして梨本圭がコラボレート。果たして今年はどんな夏を魅せてくれるのだろうか?

チーム目標

○ まずはもて耐に「出る」ことが目標だ。何しろ今年は大きくもて耐のレギュレーションが変わり(もてぎHP参照)去年までのレースとはまったく異なった内容になることは必死だ。ガソリンスタンドでの給油など笑えないブラックジョークめいた決まり事が多い。その中でかなりモチベイションダウンしている塾長を、他のメンバーがどこまで引き上げられるかが最大のポイント。果たしてもて耐の女神は今年も梨本塾レーシングをドン底に突き落とすのか、それともキスしてくれるのか。乞う期待!

○ 個人別目標 ミヤ・・・3秒台(昨年の海のタイム撃破)徹、フナ・・・5秒台 塾長・・・??

現時点での勝率

○ 海老沼、船田の両人が何度かの練習走行に出かけている。その中でマークしたタイムは・・・
○ フナ・・・2分16秒台 徹・・・2分12秒4!!
○ 未だ梅雨明けしない栃木では毎度のごとく雨に祟られているらしい・・・その中でこのタイムはかなり立派なものではないだろうか。
○ ちなみに現時点(7月24日現在)、佐藤と塾長はまだ練習走行を行っていない。

可能性

○ このところ梨本塾でも度々トップグループ入りを果たしている海老沼の成長振りは目覚しいものがある。先日のなし耐ではペアの船田とともに27秒台を連発して見事2位表彰台をゲットした。若干トウが立った感のある栃木スピードだが、豪雪地帯ならではのハートはものすごく熱い!さらに豪雪地帯の仙台に生まれ育った佐藤和也もまた、なし耐では見事優勝を果たし、ノリにのっている状態。
○ 果たしてこの流れがどこまでもて耐で通用するのか。塾長は「ボーダーは4秒後半」と睨んでいるらしい。佐藤、海老沼、船田の3人は、この条件をクリアするだろうか。
○ 但し、これは例年通りだが、スペアタイヤやスペアカウルの類は一切用意されていない、と付記しておく。

お願い

○ 梨本塾レーシングでは今年もピットクルーを募集します。
○ 但し昨年とは違って定員制とします。全10名、早い者順です。
○ もし「やれます!」という方は、MFJピットクルーライセンスを取得、もしくは更新して(MFJHP)梨本塾レーシング事務局(std_spd@hotmail.com 090-8814-6973)までご連絡ください。


今後の日程

○ 7月30日、31日 公開練習(全員参加予定)
○ 8月某日 コソ練予定
○ 8月28〜31日 もて耐本戦

応援よろしく!